皆さんはヘナカラーについてどのくらいご存知ですか?
「聞いたことはあるけど」、「使ってみたいけど」どんなカラーなのか、何が良いのか、を知っている方は少ないと思います。
そんな方の選択肢の一つになって頂けたらと思います。
この記事では、オーガニックヘナカラーの魅力について解説していきます。
ヘナってどんな植物
ミソハギ科の植物であるヘナ。その学名は「ローソニア イネルミス」と呼ばれ、和名は「指甲科」、英名は「ヘナ」、インド名では「メヘンディ」と呼ばれます。主にインド、ネパール、パキスタンなどの国で、太陽がさんさんと照りつける水はけの良い土壌に自生してるようです。全長約1.8mから最大7.8mほどの高さにまでなるヘナの木。約3年かけて成長するようで、150cm位になる20~30cm残して刈り取られます。枝に2 枚の滑らかな葉をつけ、その後花を咲かせます。
ヘナカラーには葉っぱを粉末状にししたものを水に溶いて使い、自然がもたらす「万能の薬草」として使われます。
オーガニックヘナカラーってどんなカラー??
オーガニックヘナカラーは100%天然成分のヘナの木の葉っぱを粉末状にしたものを水に溶いて着色を行うヘアカラーの一つです。
美容室ではヘナカラーとしてメニュー化されているところが多く、特に自然派(ナチュラル)思考の方に好まれているカラーです。
ヘナにはヘナ独自の特殊な成分があり、頭皮や髪の毛に沢山の良い効果をもたらします。
その事についてこれから詳しく解説していきます。
オーガニックヘナの効用・効果
オーガニックヘナに含まれるローソンという成分が、抗菌・抗炎症作用で頭皮ダメージ(あれ・かゆみ)を修復する作用があります。つまり頭皮を健やかな状態に促す効果があります。
続いてトリートメント効果です。一般のトリートメントはツルツル・サラサラのイメージですよね。ヘナの効果は、ヘナの主成分であるローソンが髪の主成分であるケラチン・タンパク質に絡みつくため、表面のコーティングだけでなく、キューティクル内部までな入り込みます。つまりハリ・コシ・ツヤがよみがえるという効果を得られます。
健康な髪でもさらに強度を増し、特に加齢による細げからのうねりが出てきてしまっている方はヘナカラーを繰り返し染める事で内部に張り付き強度を増し結果が実感しやすいです。
ヘナはヘアカラーと違って髪の色を脱色する化学物質ではありません。なので髪・頭皮が痛むことはありません。
まずは3回染める事によってヘナが定着し頭皮が調い抜け毛やフケが軽減されハリとともにツヤが甦る効果が実感しやすいということです。
ヘナで髪が染まる理論
ヘナの葉の主成分であるローソンに赤色色素が含まれています。その色素が髪の主成分であるケラチン・タンパク質にくっ付き発色する仕組みになっています。
ヘナはヘアカラーと違ってブリーチ効果がなく、黒髪には発色しません。ただキューティクル内部までヘナは入り込むため実際にはツヤが出る輝いた髪に変わっています。
オーガニックヘナカラーはオレンジ色にしかならない
ヘナの主成分のローソンは発色するとオレンジ色として白毛に染まります。もしヘナとして染めた物が一撃で茶色、それ以外の色になるヘナは、天然100%のヘナではない可能性が高いです。
つまりヘアカラーと違い色々な色に変化させることができないデメリットもあります。
インディゴによる2度染
白毛の量が全体の10%〜20%という方はヘナ特有の色合い(オレンジ色)を楽しめるでしょう。
しかし白毛が全体の50%以上になってくるとオレンジ色が上で御紹介した写真↑のように目立ちますよね。
なのでそこで使われるのがインディゴです。ジーンズでお馴染みのインディゴは青色色素を持っているため、オレンジと反対色であるブルーとで茶色になるという仕組みです。
インディゴの濃さにはブラウン・ダークブラウン・ブラックぐらいのバリエーションしかないものが多く、ここでも明るさののバリエーションが限られるのもデメリットかもしれません。
これぞオーガニック!!!「AAAランク」スーパーグレードヘナ
試行錯誤を経て、2015年にやっと最高品質というヘナが日本に上陸し商品化が実現しました。
それが「AAAランク」スパーグレードヘナです。
少し引用させていただくと
最高級の品質を誇るヘナの名産地、インドのラジャスタン州ソジャット。その市長を務めるモハン・タンク氏の一族が所有するヘナ畑を中心に、無農薬(化学肥料不使用)で栽培された、希少で価値のあるヘナのみが使用されることになりました。最高品質のヘナは、ヘナ最大級のヘナメーカー・ヘナインダストリー社のバイヤーで編成される「ヘナマイスターチーム」によって厳選されています。
引用元:神秘の植物 ヘナ 中西 洋子
AAAランクのヘナは通常の約3倍の手間をかけ、無農薬で栽培し、不純物を究極にゼロに近くまで取り除き、ヘナの主成分であるローソン(着色成分)を1.8%以上含まれて高品質ヘナを作り上げたのです。
つまり、頭皮・髪の毛に対しての効果効能はもちろん、純度、鮮度、安全性において高い選定基準をクリアしたヘナと言えます。
まとめ
オーガニックヘナの魅力について解説させていただきましたがいかがだったでしょうか?
どんなカラーにもメリット・デメリットが存在します。何か一つ自分のお悩みの中で解消できるポイントがあれば試してみてはいかがでしょうか。