自分にあった化粧品選びに困っていたりしていませんか?
この記事では界面活性剤の種類と違いについて解説いたします。
界面活性剤は化粧品を作る上では必要不可欠ですが、その種類によっては肌トラブル、毛のダメージの原因になります。
化粧品を選ぶときの一つの選択肢となっていただけたら嬉しいです。
界面活性剤の種類と違い
ここではアミノ酸系界面活性剤と石油系界面界面活性剤についてのメリット・デメリットについて解説します。
アミノ酸系界面活性剤の代表的な成分・メリット・デメリット
ここではアミノ酸系界面活性剤の代表的な成分・メリット・デメリットをいくつかご紹介します。
代表的な成分
- コカミドプロピルベタイン
- スルホコハク酸パレス2Na
メリット
- 低刺激なので髪・肌を痛めにくい。
- 敏感肌の人でも安心して使える。
- 自然環境にも優しい
デメリット
- 泡立ちがやや悪い
- 洗浄力がやや弱い
石油系界面活性剤の代表的成分・メリット・デメリット
ここでは石油系界面活性剤の代表的な成分・メリット・デメリットをいくつかご紹介します。
代表的な成分
- ラウレス硫酸Na
- ラウリル硫酸Na
メリット
- 泡立ちが良い
- 汚れが良く落ちる
- 価格が安い
デメリット
- 刺激が強く髪・肌を痛めやすい
- 洗浄力が強いので必要な油も取り除いてしまう恐れがあり髪・肌を乾燥に導きやすい。
- 自然分解しにくい。(水質汚染)
石油系界面活性剤の毒性
ここでは石油系界面活性剤の毒性についてまとめてみました。
- 浸透作用・・・脂肪分を溶かして皮膚細胞内に次々に侵入。(催奇形性・発ガン性)
- 乳化・タンパク質変性作用・・・様々な細胞内に入りこみ、タンパク質を破壊する。アレルギー・皮膚トラブル(手荒れ・ふけ・かゆみ)をひきおこす可能性がある。
- 残留性・非分解性・・・いつまでも体内で分解されず、ありとあらゆる細胞障害をし、その働きを維持したまま残る。
界面活性剤を補う糖の働き
アミノ酸界面活性剤の洗浄力を補うために糖を配合されている商品はオススメです。
- 糖は油と相性が良く、皮脂汚れをくるみ取ってくれます。
- 糖は水分を抱え込む力があり髪や肌を保湿してくれる効果があります。
- 油とは違い髪や肌に残留しにくい。
代表的な成分
- グルコース
- フルクトース
- トレハロース
まとめ
まとめるとアミノ酸系界面活性剤を使っている化粧品がオススメです。
界面活性剤は化粧品を作る上で必要不可欠ですが、その種類によっては肌トラブル・毛先ダメージの原因になります。
多くのものに石油系界面活性剤が使われているのが現実です。
毎日使うものだからこそ、きちんとした内容成分を理解し使用していきたいものですね。